『ふつう』をたずねて三千里

社会不安障害・HSP・本態性振戦・毒親持ちのエブリデイ

えいちえすぴー


HSP(Highly Sensitive Person)
ハイリー・センシティブ・パーソン

感覚処理感受性(Sensory Processing Sensitivity)が
極めて高い人たちを表す言葉である。
環境感受性とは、ポジティブおよびネガティブな
環境刺激に対する処理や登録の個人差を表す特性的概念である。
wikipediaより)


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要するに
感受性が非常に強く敏感な気質もった人
ってことらしい。


でもHSPなんて言葉を知ったのはここ1年くらい。


芸能人が公表したり、ネットやSNSで取り上げられるようになってからだ。


そんな洒落た名前があるとも思ってなかった。


しかも?
HSPの人間は人口に対して
2割くらいしかいないだと…?


おしゃれネームがあったことよりびっくりだ。


だって

世の中の人ほとんどが
自分と同じ感覚

だと思ってたから。






小さい頃から
感情移入しやすいタイプだなとは感じていた。


ドラマやドキュメンタリーを見て
よく泣いたり落ち込んだりしていたし、なんなら
ワケありそうな道ゆく人を見かけるだけでも
涙がぽろぽろ出るような子供だった。




母親もよく

『あんたの夜泣きでひどい目にあった』

と言っていた。
HSPの子は夜泣きがひどいらしい)




何より、その場の空気が一瞬でわかる。


感じ取ったその空気が気まずいものなら、
なんとか明るい雰囲気にしようと必死になる。


無駄に察しがいいから【1】と言われれば、
間をすっ飛ばして【10】まで理解するし

話している相手の微妙な変化にすぐ気付くから、
大体の嘘もわかる。



だから
なぜみんなこんなにも堂々と嘘を付くのだろう?
と思っていた。


察せよということ?
嘘だとわかっていても乗っかれということ?

なんて色々考えては疲れるの繰り返し。


でも8割の人間がバレていない!と思っていたなら納得だ。




うちの夫はその8割の中にいる。


自分についての諸々をカミングアウトしたときに
(実は最近まで隠し続けていた)

「ろなちゃんて大変だね。
 おれ何も考えてないわ!」

と言われた。


知らんかった。


とにかくいつも楽しそうな人ではある。
私とは別の世界で生きてるんだなぁと。


でもベースは同じだと思っていた。
うまく言えないけど、ちがう出力をしているだけだと。


まさか、そもそもがちがうとは。


目から鱗
しかもマンボウサイズのでかいやつ。
いや、マンボウに鱗あるのかわかんないけど。



そしてこれをきっかけに


自分の人生を考え直すことになる。